皆様こんにちは!
天使とはいったいどうった存在なのでしょう?
背中に羽根が生えている天の御使い。
ガブリエルや、ミカエル、ラファエル、などなど名前や種類も様々あります。
この記事では、本来「天使」というものはどんな存在なのかという点に絞って、書いていきたいと思います。
宗教や経典によれば、天使は人間世界を祝福し人間が害を被らないように保護する役割を担っています。
例えば天使ガブリエルは、イスラム教のムハンマドや聖母マリアに語っている場面では、神様からの教えを伝達している姿が見られます。
結論だけ先に言いますと、天使は神様に奉仕し、人間を助ける「僕の霊」として存在しています。
天使について宗教や経典では?
聖書など宗教教典から天使について言及されている部分を取り上げてみましょう!
天使たちは皆、奉仕する霊であって、救いを受け継ぐことになっている人々に仕えるために、遣わされたのではなかったですか。
ヘブライ人への手紙1.14
私(普賢菩薩)は、あらゆる悪の世界にいる存在の苦痛を減らし、また彼らに幸福を与えます。私は、億劫の歳月を通じ、四方の世界で続けてそのようにするでしょう。一切衆生の有益さは永遠で、かつどこにも存在します。
華厳教39
六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。ダビデ家のヨセフという人のいいなづけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵をいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。」
ルカによる福音書1.26~31
わたしたちが天使たちさえ裁く者だということを、知らないのですか。まして、日常の生活にかかわる事は言うまでもありません。
コリントの信徒への手紙6.3
彼は言った、「そのようなことをしてはいけない。わたしは、あなたや、あなたの兄弟である預言者たちや、この書の言葉を守る者たちと、同じ僕仲間である。ただ神だけを拝しなさい」。
黙示録22.9
御使たちはみな、御座と長老たちと四つの生き物とのまわりに立っていたが、御座の前にひれ伏し、神を拝して言った、
黙示録7.11
幾つか引用しましたが、天使たちは人間に対して確かに共助する形で現れていますね。
天使の正体や各位について
天使は様々な宗教に現れ、非常に神格化されて描かれていたりとてつもない能力を備え、信仰の対象として崇拝されることも多いです。
その中にも天使には上位下位の階級が存在します。
しかし、その正体や各位はどこまでも神様や人間に従属する僕なのです。
ユダヤ教やキリスト教、イスラム教では、人間が天使よりも優れているという教えもあるくらいです。
ただ僕といっても奴隷ではなく、目的があり相関関係があります。
天使の神や人間との関係は?
ここでは神、天使、人間の相関関係について見ていきたいと思います。
まず天使世界は、宇宙、私たちが住む被造世界が創造される前につくられました。
神と天使たちで万物という物質を通して人間が生まれるようにしたのです。
- 神⇒天使⇒万物⇒人間
の順番です。
天使は人間が創造される前から神とともに、その偉業にかかわっていたため、何かしらの霊的な力はもっていました。
その威光に人間の存在は小さく見えてしまいますが、なぜ神がこうして創造に踏み出したのか目的を知ることによって、相関関係が明らかになります。
神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。
創世記1.28
先の創世記の言葉を見ると、神は人間にすべての権威を与え管理するようにされました。
ここでいう「彼ら」というのは人間を指します。
まとめ
天使の正体や各位、そして神と人間との関係について宗教教典からみてきましたがいかがでしょうか。
天使は神様の創造目的に、創造目的の人間に対して、手助けする僕として存在しているということがわかりました。
これまで抱いてきた天使のイメージと異なるかもしれませんが、キリスト教だけに限らず、神の創造の御業が各宗教で現れているのかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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