皆様こんにちは!
輪廻転生という言葉をご存じでしょうか。
「生まれ変わり」と言っても良いですね。
人は死んでしまうと新しい命となって生まれ変わるとされ、どの人生を歩むかは現世での行い如何によって、次の生まれ変わり先を決めるといわれています。
また宗教によっては人だったり、人でなく動物だったりと、生まれ変わり先に限定があったり、そもそも生まれ変わりはないと説かれることもあります。
実際に生まれ変わりではないかとされる事例もあるわけで、とても神秘的で自分自身の次の生まれ変わりを期待してしまったりしちゃいますね。
しかし、肝心なのは起きている現象ではなく、なぜ輪廻転生は起きるのかです。
この記事では、輪廻転生の一般的な意味や考え方から、どのように補っていけば良いのか紹介していきたいと思います。
輪廻転生の意味
輪廻転生は、元はサンスクリット語のサンサーラに由来していて、命あるものが何度も転生して、人だけでなく動物などに生まれ変わることを意味します。
車輪が廻るところから、宇宙は循環し生き死にを反復し、生まれては消えていく様相を表しています。
生まれ変わりの概念は、インドで発生した宗教に共通するもので、馴染みのある仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教に見られる教義です。
輪廻転生に否定や批判は?
一方、生まれ変わりを否定する宗教もあります。
一つはキリスト教です。
輪廻転生については否定しているというよりは、聖書が言及しているところがそもそもありません。
死後は神様によって天国か地獄かが決定されます。
ただ教派によっては、キリストを信じることによって、罪から救われることよるセカンドチャンスの考え方があります。つまり、神はすべての人に一度の人生に救援の機会を下さるということですね。
また仏陀も、悪行を重ねる罪人などが、2回目の生の機会を簡単に得られることを批判しています。
これらの点から単に輪廻転生を否定しているというよりは、輪廻転生の本質的な意味を間違えて捉えてしまうことに対して懸念し批判しているといった方が良いですね。
輪廻転生が起きるのは、何かしらの方向性や目的があるからと言えそうです。
輪廻転生はなぜ起きる?
輪廻転生とは、何度も生まれ変わることができますが、輪廻は苦行だと考えられてきました。
インド哲学では、輪廻から抜け出して二度と再生を繰り返すことのない「解脱」を最高の理想としています。
二度と再生を繰り返さないというのは、同じ失敗を繰り返さないということです。
すべての宗教に通じると思いますが、どうしたら幸せになれるのか、人生に目的はあるのかといった究極的な問題を抱えています。
輪廻転生を考えるときは、人生の目的があることを前提にしていく必要があります。でなければ、ただの目の前の現象に囚われてしまいます。
死んだ霊や魂が人間に生まれ変わるというのは、完成という目的に進むことができる機会をもつということなのです。
復活論
ここで目的のために起きる輪廻転生の現象について、簡単な例を見ていきたいと思います。
私たち人間は、見えない霊の部分と、見える身体の部分からできていると見做します。
例えばイエスキリストや釈迦でも良いですが、彼らは何のために地上に生まれたのでしょうか?その使命は果たされたのでしょうか?
人類を救うという目的があったとしましょう!
その使命や責任が果たせずあの世にいってしまった場合、特にイエスはもう一度来るといわれましたが、これはイエスが自身が来るのではなく、霊人として地上の生きている人間に同じ使命分野の人間に共鳴し助けるといった形式で、輪廻転生のような現象が起きます。
Aさんに共鳴してAさんが成すことができなければ、Bさんに、目的を成就するために全世界に幾人ものイエスが現れたように見えるのです。
こうした現象が数多くの宗教人たちに起き、未知の体験をしてきましたが、それがどのようになっているのか事実が分からなかったといいます。
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